辻井伸行氏ピアノコンサート
於ジョージア州立大学、アセンズ
3月19日(火)、ジョージア州立大学(ジョージア州アセンズ)パフォーミングアーツ・センター(PAC)に於いて日本人ピアニスト・辻井伸行さんによるピアノコンサートが開催され、同大学教員、学生ら関係者や地元のクラシック音楽愛好者、当館関係者等約400名が出席しました。プログラム前半はドビュッシー、後半はショパンの作品で構成され、最後の「英雄ポロネーズ」の演奏が終わった時には、聴衆はスタンディング・オベーションをもって辻井氏の素晴らしい演奏を讃えました。
鳴り止まぬ拍手に応えてアンコール曲を演奏したあと、辻井氏は、本年は東日本大震災発生から二周年にあたり、改めて米国から頂いた数々の支援に心から御礼申し上げたいと挨拶され、自作「それでも、生きていく」を演奏されました。
コンサート後、辻井氏は握手やサインを求める多くの来場者に囲まれ、写真撮影にもにこやかに応じていました。来場した米国人婦人の一人は「素晴らしい演奏だった。感動で言葉も出ない」と感想を述べていました。パフォーミング・アーツセンター所長フォアマン氏は、「辻井氏の演奏は素晴らしいの一言に尽きる。日本は多くの優れた演奏家を輩出しており、アセンズにももっと来て貰いたい。また、ジョージア州在住の日本人の方々にも、ジョージア大学でのコンサートに足を運んで貰いたい。」と述べていました。