チャールズ・ウッド氏の叙勲伝達式
10月14日、篠塚総領事は、アラバマ州モービル市チャールズ・ウッド日本庭園において、平成27年秋の叙勲で旭日双光章を受章された同庭園財団理事長チャールズ・ウッド氏への叙勲伝達式を行い、ウッド氏が20年以上に及ぶ日本庭園造園はもとより、墨絵等日本文化紹介活動、姉妹都市協会交流を通じて、日本とモービル、そしてアラバマ州との相互理解を促進に貢献されたことが評価されました。
冒頭の祝辞で篠塚総領事は、「モービル市に日本の美意識を体現できるような日本庭園を造成するために、日本庭園財団を設立されて、日本から庭師を招へいする等本格的な造園に取り組まれるとともに、庭園を活用した生け花、墨絵等の日本文化活動紹介や姉妹都市活動に積極的に関与されることで、アラバマ州における日本文化への理解と親近感を醸成され、日・アラバマ関係の増進に寄与してきた実績が認められたもので大変喜ばしい」とウッド氏の受章を祝いました。
旭日双光章と勲記を受け取られたウッド氏は、「1970年代に日本の墨絵に魅せられ、その後、日本文化、特に日本庭園に魅了された自分がモービルに日本庭園を造成することができたのも、本日ここに集まった全ての人たちの協力によるもので、特に妻メアリーの献身とモービル市の力強い支援に御礼を言いたい」と感謝を述べられました。
また、この機会にモービル市は10月14日をモービル市におけるチャールズ・ウッドの日としウッド氏の功績を顕彰しました。
式典には、ジーナ・グレゴリー市議会議員長、アン・ベドソール元アラバマ州上院議員、アニトラ・ヘンダーソン モービル市市民参画課長、マイク・ドウ前モービル市長、マーク・ジャクソン在バーミングハム日本国名誉領事、ユウコ・ジョーダン モービル・市原姉妹都市協会理事、ジュディス・アダムス モービル港湾局副理事長をはじめ、地元日系企業、墨絵、生け花、盆栽等日本文化団体関係者、日本庭園スポンサー、ウッド氏家族、友人等約60名の方々が出席され、ウッド氏の受章をともに喜ばれました。