ドッグウッド・フェスティバル
1.名称の由来
1930年代、アトランタに本社を置き、ジョージア州に展開をしていたMacy’sの前身リッチ・デパートメント・ストアーの社長、ウォルター・リッチ氏が米国南部の代表的な花の一つである花水木(ドッグウッド)の存在を世界に広めたいと、花水木の咲き乱れる時期にフェスティバルを催し、同フェスティバルをドッグウッド・フェスティバルと命名した。
2.概要
アトランタ市内ミッド・タウンのピードモント・パークでに年に一回開催される。ピードモント・パークはアトランタ市内でも広大な敷地を誇る公園の一つであり、日本庭園のある植物園も併設している。
ドッグウッド・フェスティバルは、1936年から開催されてる芸術の祭典であり、当初はメトロポリタン・オペラ及びフィラデルフィア・シンフォニーなども招いていたが、現在では美術を中心に世界から200名以上のアーティストがブースを出展している。またインターナショナル・ステージでは各国の音楽及びダンスの披露している。ディスク・ドック・トーナメント(飛んでいるフリスビーを犬がキャッチする)等のエンターテイメントも行われていて、最近の来場者は20万人を超えている。
入場料は無料。来場者や企業からの寄付及びブース出展料等で費用がまかなわれており、スタッフの多くはボランティアで構成されている。
3.歴史
1936年が第一回目。途中第二次世界対戦により中止の回もあったが、昨年2011年で75周年を迎えた。
- 1936年 ドッグウッド・フェスティバル第一回目開催
- 1941年 第二次世界大戦の期間は中止
- 1964年 再開
- 2000年 ピードモント・パークで現在の形式にて開催
- 2002年 来場者数が20万名を超える。
- 2004年 同フェスティバルのアトランタ市への経済効果が5千万ドル超える。
- 2007年 世界から220名のアーティストがブースを出展。
- 2010年 20ヶ国からのグループがダンスや音楽を披露。