在留邦人の皆様へ

平成21年 5月11日

在アトランタ総領事館

 

~ 新型インフルエンザ(H1N1亜型)に関するお知らせ(その12) ~

 

1. 世界保健機関(WHO)が、4月29日に警戒レベルを「フェーズ4」から「フェーズ5(一つの地域内の複数の国においてヒト-ヒト感染が継続して起こるようになった状態)」に引き上げた新型インフルエンザ(H1N1亜型)については、その後も米国内で新たに感染が確認される事例が増えています。

 

2. 米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、5月11日11時現在(米国東部時間)、合計44州で2,532例の新型インフルエンザ(H1N1亜型)の人へ感染が確認されています。この情報は、CDCのホームページ上で随時更新されることになっています。

<州別感染者数>

アラバマ州4例、アリゾナ州182例、カリフォルニア州282例、コロラド州39例、コネチカット州24例、デラウエア州44例、フロリダ州53例、ジョージア州3例、ハワイ州6名、アイダホ州1例、イリノイ州466例、インディアナ州39例、アイオワ州43例、カンザス州36例、ケンタッキー州3例、ルイジアナ州9例、メイン州4例、メリーランド州23例、マサチューセッツ州88例、ミシガン州114例、ミネソタ州7例、ミズーリ州10例、ネブラスカ州13例、ネバダ州9例、ニューハンプシャー州4例、ニュージャージー州7例、ニューメキシコ州30例、ニューヨーク州190例、ノースカロライナ州7例、オハイオ州6例、オクラホマ州14例、オレゴン州17例、ペンシルベニア10例、ロードアイランド州7例、サウスカロライナ州32例、サウスダコタ1例、テネシー州54例、テキサス州108例(うち2名死亡)、ヴァーモント州1例、ユタ州63例、バージニア州16例、ワシントン州102例(うち1名死亡)、ワシントンDC4例、ウィスコンシン州357例

 

3. また、本11日現在、報道等によれば、当館管轄のアラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州における新型インフルエンザ(H1N1亜型)感染状況及び各州政府の対応等は次のとおりです(感染事例の件数はこれまでの総計)。

 ○アラバマ州

   ・4件の感染例及び27件の疑い例が報告されています。

       ・感染事例4件のうち3件はMadison County、1件はMontgomery Countyの住民、疑い事例27件のうち1件はJefferson

         County、1件はLimestone County、20件はMadison County、3件はMontgomery County、1件はPike County、1件は

         Shelby Countyの住民となっています。

 

 ○ジョージア州

   ・4件の感染事例(うち1件は患者がケンタッキー州住民のためCDCはケンタッキー州の事例としてカウントしています)が報告されています。

   ・感染事例4件のうち1件はケンタッキー州、1件はHenry County、1件はCobb County、1件はDekalb Countyの住民となっています。 

   ・州政府は、疑い事例の全てを検査する財源がなく、また新型インフルエンザのウイルスがより毒性の強いものに移行するか否かの検証に注力する必要があることから、今後のウイルス検査は入院して治療を受けている人に限定して実施していく意向である旨を発表しています。

 

○ノースカロライナ州

   ・7件の感染事例が報告されています。

   ・感染事例7件のうち2件はOnslow County、4件はCraven County、1件はCarteret Countyとなっています。

 

○サウスカロライナ州

・29件の感染事例及び4件の疑い事例が報告されています。

        ・感染事例29件のうち1件はAnderson County、2件はGreenville County、4件はLaurens County、18件はNewberry

         County、1件はSaluda County、1件はLexington County、1件はCharleston County、1件はBeaufort Countyの住民と

         なっています。疑い事例4件のうち1件はFairfield County、3件はNewberry Countyの住民となっています。

 

○バージニア州

・17件の感染事例が報告されています。

    ・感染事例17件のうち1件はArlington Health District (州保健省の管轄区分、具体的な管轄地域は

     http://www.vdh.state.va.us/lhd/掲載の地図をご参照下さい)、11件はCentral Shenandoah Health District、2件は

     Chesterfield Health District、1件はNorfolk Health District、1件はPeninsula Health District、1件はThree Rivers Health

     Districtの住民となっています。

 

4. 外務省は、日本時間の5月11日、これまでの「メキシコ以外で感染が確認されている国に対する感染症危険情報」を改訂するとともに、「新型インフルエンザの流行に関する感染症広域情報(第12報)」を発出しました。

○    メキシコ以外で感染が確認されている国に対する危険情報

http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009T087

○    新型インフルエンザの流行について(第12報)

http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C147

 

5.在留邦人の皆様におかれましては、以下の感染防止対策及び関係機関のホームページ等も適宜ご参照の上、引き続き最新情報の入手に努めていただきますとともに、健康管理には万全を期してください(万が一邦人皆様が感染された場合には、医療機関での受診とともに、当館領事班(電話:404-240-4300)まで御一報願います)。

(1)感染防止対策(外務省感染症危険情報他より)

・日頃から睡眠・栄養を十分とり、体力や抵抗力を高めておく。

・十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。

    ・外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。

・積極的に手洗いやうがいを行う。

    ・ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。

    ・発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する(但し、直接病院へ赴くと他者に感染させたり、させられる可能性もあるので、緊急時以外は事前に医療機関に電話連絡の上指示を仰ぐことが肝要。)。

 

(2)関連情報リンク先

CDC(米国疾病管理予防センター)ホームページ

http://www.cdc.gov/swineflu/

米国国務省ホームページ

      http://travel.state.gov/travel/cis_pa_tw/pa/pa_mexico_swine_flu.html

WHO(世界保健機関)ホームページ

http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/index.html  

外務省海外安全ホームページ

http://www.anzen.mofa.go.jp/ 

厚生労働省ホームページ

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

農林水産省ホームページ

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html

当館管轄5州保健当局ホームページ

○アラバマ州

http://www.adph.org/influenza/index.asp?id=3526

Madison Countyホットライン

(256)427-5525~5526、(256)427-5534~5535

○ジョージア州

http://health.state.ga.us/swineflu/index.asp

ホットライン(888)899-9788

○ノースカロライナ州

http://www.epi.state.nc.us/epi/gcdc/flu.html

Buncombe Countyホットライン (828)250-6400

○サウスカロライナ州

http://www.scdhec.gov/flu/swine-flu.htm

ホットライン (211)又は(877)648-9900

○バージニア州

http://www.vdh.state.va.us/index.htm

ホットライン (877)275-8343

              以 上

 

 



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