在留邦人の皆様へ

平成21年8月7日

在アトランタ総領事館

 

~ 新型インフルエンザ(H1N1亜型)に関するお知らせ(その29) ~

 

1.6月11日、世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザの世界的な感染拡大を受け、警戒レベルを「フェーズ5」から「フェーズ6(世界の複数地域でヒト-ヒト感染が継続して起こるようになった状態)」に引き上げました(但し、国境封鎖や旅行・貿易の制限は求めていません。)。

 

2.米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、8月6日午前11時現在、米国内で感染が確認された州は50州・地域、入院事例6,506例、死者436名が確認されております。なお、CDCは、7月24日より、感染事例数の公表をとり止め、入院事例数と死者数のみの公表としております。

 

3.また、本7日現在、州政府の発表及び報道等によれば、当館管轄のアラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州における新型インフルエンザ(H1N1亜型)感染状況及び各州政府の対応等は次のとおりです(感染事例の件数はこれまでの総計)。なお、公表時間等の違いによりCDCの発表と数字が異なる場合があります。

 ○アラバマ州

   ・866件の感染事例(うち1名死亡)が報告されています。

・郡ごとの感染事例件数は以下のとおりです。

 Autauga: 31, Baldwin: 23, Barbour: 1, Blount: 3, Butler: 9, Calhoun: 2, Chambers: 1, Cherokee: 1, Clarke: 1, Clay: 7, Coffee: 17, Colbert: 2, Covington: 23, Cullman: 5, Dale: 25, Dekalb: 7, Elmore: 9, Escambia: 8, Etowah: 32, Fayette: 3, Henry: 1, Houston: 84, Jackson: 6, Jefferson: 89, Lauderdale: 1, Lee: 31, Limestone: 2, Madison: 90, Marion: 1, Marshall: 33, Mobile: 45, Monroe: 4, Montgomery: 177, Morgan: 3, Pickens: 1, Pike: 16, Randolph: 1, Russell: 3, St. Clair: 3, Shelby: 16, Talladega: 9, Tallapoosa: 2, Tuscaloosa: 14, Winston: 1, その他確認中: 23

 

 ○ジョージア州

   ・8月5日までの入院事例数は52件、死者は1名となっています。

   ・州政府はCDCの方針に合わせ、入院事例数と死者数のみを公表することとしています。

 

○ノースカロライナ州

   ・8月5日までの入院事例数は109件、死者は8名となっています。

   ・州政府はCDCの方針に合わせ、入院事例数と死者数のみを公表することとしています。

 

○サウスカロライナ州

・415件の感染事例が報告されています。

・州政府は新型インフルエンザの感染者数を、通常のインフルエンザの感染者数と併せて週に一度発表することとしています。

 

○バージニア州

・1名の死者が報告されています。

・州政府は地域ごとの感染事例件数の公表を取り止めています。

 

4.外務省は、8月7日現在、感染地域への渡航者及び滞在者に対し、以下の感染症情報を発出し注意喚起しています。

○    新型インフルエンザ感染が確認されている国に対する危険情報

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009T165

○    新型インフルエンザの流行状況について(第48報)

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C259

 

5.一方、日本国内での新型インフルエンザの感染状況等は以下のとおりとなっています。

(1)日本における感染状況

現在の日本国内における感染状況については、国立感染症研究所・感染症情報センター(日本国内の報告数、日本の流行地(和・英))をご覧ください。また、厚生労働省等より最新の情報を入手してください。

○ 厚生労働省新型インフルエンザ電話相談窓口:

03-3501-9031(平日午前10時~午後6時)

○ 厚生労働省(新型インフルエンザ対策関連情報)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

 

(2)日本入国の際の検疫の状況

6月19日より、検疫方法が変更になりました。

○ すべての入国者に対して、検疫ブースの前で呼びかけを行うとともに、新型インフルエンザに関する注意事項を記載した健康カードを配付し、感染予防に留意するよう周知します。

○ 機内検疫については、機内から有症者の通報があった場合、状況に応じて行われます。

○ 有症者が判明した場合には、症状に応じマスク着用等の上ご帰宅いただき、自宅にて療養頂くことになります。(ただし、同一旅程の集団で複数の有症者が認められる場合にはこの限りではありません。検疫所の指示に従ってください。)

 

(3)新型インフルエンザ発生国・周辺地域から日本に帰国された邦人子弟等について

感染が確認された国・地域から帰国された子弟が、就学の機会が適切に確保されるよう、文部科学省としても対応しております(文部科学省新型インフルエンザに関する対応について)。詳細はお住まいの市町村教育委員会にお問い合わせ頂くか、または文部科学省にお問い合わせください。

○ 文部科学省新型インフルエンザ電話相談窓口:

03-6734-2957(平日午前9時30分~午5時30分)

○ 文部科学省(文部科学省における新型インフルエンザ対策について)

http://www.mext.go.jp/a_menu/influtaisaku/index.htm

 

6.在留邦人の皆様におかれましては、以下の感染防止対策及び関係機関のホームページ等も適宜ご参照の上、引き続き最新情報の入手に努めていただきますとともに、健康管理には万全を期してください(万が一邦人皆様が感染された場合には、医療機関での受診とともに、当館領事班(電話:404-240-4300)まで御一報願います)。

(1)感染防止対策(外務省感染症危険情報他より)

・日頃から睡眠・栄養を十分とり、体力や抵抗力を高めておく。

・十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。

・外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。

・積極的に手洗いやうがいを行う。

・ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。

・発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する(但し、直接病院へ赴くと他者に感染させたり、させられる可能性もあるので、緊急時以外は事前に医療機関に電話連絡の上指示を仰ぐことが肝要。)。

 

(2)関連情報リンク先

CDC(米国疾病管理予防センター)ホームページ

http://www.cdc.gov/swineflu/

WHO(世界保健機関)ホームページ

http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/index.html  

外務省海外安全ホームページ

http://www.anzen.mofa.go.jp/ 

厚生労働省ホームページ

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

農林水産省ホームページ

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html

当館管轄5州保健当局ホームページ

○アラバマ州

http://www.adph.org/H1N1Flu/index.asp?id=3571

○ジョージア州

http://health.state.ga.us/swineflu/index.asp

○ノースカロライナ州

http://www.epi.state.nc.us/epi/gcdc/flu.html

○サウスカロライナ州

http://www.scdhec.gov/flu/swine-flu.htm

○バージニア州

http://www.vdh.state.va.us/index.htm

              以 上

 

 

 



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