日米桜寄贈100周年
(記念切手)

米国郵便公社(USPS)は、3月24日に日米桜寄贈100周年を記念して桜の切手を発売しました。4月13日付ワシントン・ポスト紙によれば、この切手の売れ行きが好調で、1日当たり100万枚近くも売れていて、余りの人気で売り切れが頻発する郵便局もあるそうです。アトランタの郵便局でもシートの種類によっては一ヶ月近く待たされており、インターネットでの購入の方がお勧めです。USPSは当初、発行数1億枚で発注しましたが、既に追加で5千万枚の増版を発注していて、今後更に5千万枚の増版発注の可能性もあるとのことですので、暫くすれば入手も容易になると思われます。USPSにとって桜は金のなる木となったようです。
切手のデザインは、カリフォルニア州パサディナ在住のポール・ロジャーという画家によるもので、吉野桜を彷彿とさせる淡いパステルカラーの2枚組となっています。タイダル・ベイスンのほとりの満開の桜を背景として、右側の切手にはジェファーソン記念館と洋服姿の二人連れ、左側の切手にはワシントン記念塔と着物姿の家族連れが描かれています。
切手のデザインは、カリフォルニア州パサディナ在住のポール・ロジャーという画家によるもので、吉野桜を彷彿とさせる淡いパステルカラーの2枚組となっています。タイダル・ベイスンのほとりの満開の桜を背景として、右側の切手にはジェファーソン記念館と洋服姿の二人連れ、左側の切手にはワシントン記念塔と着物姿の家族連れが描かれています。
切手シートの裏側には米国への桜寄贈の経緯を説明する文章が印刷されています。そして冒頭には、
the light filling the air
is so mild this spring day
only the cherry blossoms
keep falling in haste –
why is that so?
何だろう、と思い、更に見ますと Ki no Tomonori(c.850-c.904)
とありますので、
「ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ」
古今集、紀友則の和歌であることが解ります。
「日の光がこんなにのどかにさしている春の日に
どうしてこんなに心せわしなく桜の花は散っていくのだろう。」
なかなかの演出です。日本人のアドバイザーでもいるのでしょうか。
米国の桜切手発売を継いで、日本郵便も3月27日に特殊切手「米国への桜寄贈100周年」を発売しました。米国の国鳥ハクトウワシと桜のデザインのシートに、ワシントン記念塔、ジェファーソン記念館、5種類の桜と7種類の切手です。こちらはシートの裏側には何も印刷されていません。
日米の桜切手は在アトランタ日本国総領事館のロビーに展示してあります。
日本から桜が寄贈されてから3年後の1915年、米国側から感謝のしるしとしてハナミズキが日本に届けられました。花言葉は「返礼」です。
3月31日、日本の恵比寿ガーデンプレイスで日米桜フェスティバルが開催されました。在日米国大使館のカート・トン首席公使は、ジョン・ルース大使の代理として挨拶を行い、ワシントンに贈られた桜の木は日米間の強い絆を示す象徴である旨述べるとともに、桜の木の返礼として米国が3千本のハナミズキを日本各地に贈る予定であると紹介しました。
4月20日、アトランタでは毎年恒例のドッグウッド(花水木)・フェスティバルが開催されました。
日米の桜切手は在アトランタ日本国総領事館のロビーに展示してあります。
日本から桜が寄贈されてから3年後の1915年、米国側から感謝のしるしとしてハナミズキが日本に届けられました。花言葉は「返礼」です。
3月31日、日本の恵比寿ガーデンプレイスで日米桜フェスティバルが開催されました。在日米国大使館のカート・トン首席公使は、ジョン・ルース大使の代理として挨拶を行い、ワシントンに贈られた桜の木は日米間の強い絆を示す象徴である旨述べるとともに、桜の木の返礼として米国が3千本のハナミズキを日本各地に贈る予定であると紹介しました。
4月20日、アトランタでは毎年恒例のドッグウッド(花水木)・フェスティバルが開催されました。